水草・コーラル水槽用LEDの性能テスト(植物編)

メタルハライドとLEDでの水草育成の比較 キューバパールグラス(水上葉)




メタルハライド(メタハラ)でキューバパールを水上育成

まずはキューバパールグラスをメタハラ(フィリップスCDM-R)を使って育成。
CDM-Rは標準的なメタハラ特有のスペクトルグラフを示す6000Kを選択。画像上



多くの植物(ここではキューバパールグラス)は植栽後、根を張り出すまで変化がなく
根張りがある程度済むと一気に増えます。
1u程度のかたまり5つが1ヶ月程度で味噌カップを埋め尽くしました。
野外による太陽光育成(直射日光)では逆に難しいこともあるため屋内での育成がお勧めです。

このパールグラスspキューバを二手にわけて2種類のLEDライトで育成テスト。
ライト☆スタッフ16(クールホワイト)とURCHIN c-1(スーパーホワイト)で比較。


↓画像上のペットボトル容器がライト☆スタッフ16(クールホワイト)、下がURCHIN c-1(スーパーホワイト)

葉の大きさ、形状、間延びの間隔等ほぼ同格。

若干成長スピード(キューバパールグラスのボリューム)はライト☆スタッフ16が多いようですが
LED素子の質に要因があるわけではなく他の要素に起因していると思います。
完璧に同じ環境を作り出せないためこの点ご了承いただきたいです。

これまでの育成の経験から行くと数年前のLEDは明らかに光量不足でしたが
最近のアクア用LEDは非常に明るいため気になるのはスペクトルぐらいです

  植物が生長する過程で必要な要素

  • 栄養素、低床の質
  • 水質(PH)
  • CO2

光の明るさを満たし白色LED素子を含んでいればスペクトルウェーブ(波長の形)にはそれほどうるさくないでしょう。
スペクトルウェーブへのウェイト(要求)はそれほど多くないかと思います。
ただし白色LEDは必須です。赤色LEDのみで育成する植物工場もありますが観賞には不向きです。

ライト☆スタッフ16の場合ネイチャーホワイト、クールホワイト、スーパークールホワイトの3色で
成長(キューバパールグラス水上葉)の度合いに変化が見られないため観賞目的で色を決めても
差し支えないと思います。

スペクトルで見ればネイチャーホワイトが一番育成に有効のような気もしますが
実際にはそれほど違いを確認出来ませんでした。

*目には見えない部分での変化(例えば耐性、免疫力等)はあるかもしれませんので
その点はご了承ください。

水槽内での(光を必要とする)水中葉育成であれば明るさだけは保つ必要があります。
明るさとある程度のスペクトルウェーブ(白色LEDを含んだ光)の2点を満たせば
後は水質(低床、栄養素、PH)とCO2に気を回せばいいと思います。

この点、光の問題は水質ほど難しくなく乗り越え易い分野かと思います。
蛍光灯、メタハラの選択肢にようやく以前は非力だったLEDも仲間入りしました


キューバパールグラス
↑奥ライト☆スタッフ16 手前URCHIN c-1
パールグラスspキューバ

パールグラスspキューバの比較

ヘミアントゥス・カリトリコイデス

素子の違い(CREEとOSRAM)、スペクトルの違いによる成長への影響は
肉眼で見る限り分かりません。

ソイルやPHの小さな変化による草体、葉型の変化、変質はよく見かけます。
白色LED素子のメーカーを変えても他の条件が同一であれば
LEDの製品の差による影響は小さく成長の結果の変化が出にくいようです。

また太陽光やメタルハライドでの育成結果との差も感じられませんでした。

キューバパールグラス

パールグラスspキューバの比較

数年前のLEDが育成に不向きである考えも多くは当時のLEDの光量不足に
原因の一つがあるかと思います。

LEDを採用する利点は
  • 低消費電力
  • 素子の寿命(安定器に依存)
  • 複数用いることでの水景のコントロール
  • 点光源、直進性のある光